日本でカジノを含む統合型リゾート(IR)が本格的に動き出す中で、もっとも注目されているテーマのひとつが「コントロール(管理)とインスペクション(検査・監査)」です。「ギャンブルだから危ないのでは?」という不安に対し、日本の制度設計は世界でもトップクラスに厳格な管理・監査体制をめざして構築されています。これは、利用者の安全を守るだけでなく、日本のIRを国際的に信頼される観光ブランドにしていくための大きな強みになります。この記事では、日本のカジノにおける監査・検査の仕組みを、これからカジノ市場に関心を持つ事業者・投資家・観光業界の方にもわかりやすいよう、ポジティブな側面に焦点を当てて解説します。日本のカジノの現状と法制度まず押さえておきたいのは、日本のカジノは「野放しのカジノ」ではなく、厳格な法律で枠組みが決められた公的な仕組みであるという点です。主な関連法制度は次のとおりです。IR推進法(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律):カジノを含むIRを整備する方針を定めた法律。IR整備法(特定複合観光施設区域整備法):実際にカジノをどのようなルールで運営するかを定めた法律。関連する政令 [...]